令和4年版厚生労働白書
第1部「社会保障を支える人材の確保」
第2部「現下の政策課題への対応」
の2部構成でまとめられています。
第1部の内容は毎年変更されており
ここ3年のテーマをみると
平成30年「障害や病気などと向き合い、全ての人が活躍できる社会に」
令和2年「令和時代の社会保障と働き方を考える」
令和3年「新型コロナウイルス感染症と社会保障」
そして
令和4年「社会保障を支える人材の確保」
となっています。
介護人材の確保については
以前から大きな課題として注目されていますが
併せて理解したいこととして
以下のような内容がありました。
今回の資料の中に
「高齢者の急増」から「現役世代の急減」に局面は変化。
という内容が記載されています。
団塊の世代といわれる方々が後期高齢者となる
2025年が大きな変化の時代と言われてきましたが
2025年以降については
現役世代の人口減少が加速する
ということが示されています。
介護を必要とする人は
今後ますます増えることが想定される中
介護に従事する職員の確保が難しくなる
また
そもそもの現役世代の人口が減る中で
多くの人を介護に従事させることは
他の職種に従事する人が減ることにもつながります。
そう考えると
ただただ介護従事者を確保すれば良い
という話でもなくなってきます。
デジタル化の推進により
AIやロボットの活用で
人手不足を解消することも重要となりますが
できれば
高齢になっても介護が必要のない状態でいられること
また
介護が必要になっても地域で支えられる環境があることも
より重要になりそうです。
「令和4年版厚生労働白書」の内容については
厚生労働所のサイトから
項目別に資料を確認することができます。
ぜひ気になる項目だけでも
チェックしてみてください。
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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