共同送迎サービスの普及
深刻化する介護現場の人手不足。通所介護施設の職員が、最も負担に感じているのが送迎業務だという。滋賀県野洲市は、一般社団法人「やす地域共生社会推進協会」や企業と連携し、複数の施設の利用者を共同で送り迎えする実証実験を進めている。送迎を効率化し、職員の負担軽減を図る取り組みだ。
⇒通所介護施設の送迎、「ゴイッショ」で負担減 滋賀県野洲市が実験(朝日新聞デジタル)
介護サービスの中には
ご自宅に訪問してもらって介護サービスを受ける
訪問系サービス
ご自宅から施設に通って介護サービスを受ける
通所系サービス
があります。
通所系サービスを利用する場合は
施設まで通う必要がありますが
基本的には
施設の送迎車で送り迎えをしてくれます。
ただし
介護施設の中には
送迎ドライバー不足
という課題を抱えている所も多くあります。
そんな中
共同送迎サービスの活用は
ドライバー不足を解決するための
ひとつの手段になります。
ニュースにある
ダイハツ工業が開発したシステムを使った
共同送迎のサービスは
香川県三豊市で導入されており
滋賀県野洲市が2事例目になるとのこと。
香川県で行われた実証実験が
2020年に行われていたので
もっと早く全国的に広がっていくかと思っていましたが
自治体の協力
介護施設同士の協力
民間のタクシーやバス会社との協力
利用者や家族の理解
などを考えると
そう簡単にはいかないのかもしれませんね。
そうはいっても
介護人材やドライバー不足の
課題解決のためには
有効な手段になるかと思いますので
地域の中で協力し合って
共同送迎の運用を
すすめていきたいところですね。
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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