岡山市の高齢者活躍推進事業
岡山市では、高齢者が要介護状態になっても、いつまでも住み慣れた地域で生きがいを持って暮らしていけるように、介護事業所で就労・社会参加活動が可能となるような取組や啓発活動等を実施します。一般的にイメージされている「働く」とは異なるこのスタイルを、「ハタラク」と呼んでいます。
岡山県岡山市では
高齢者活躍推進事業として
健康な高齢者が
シルバー人材センターや地域の通いの場で
就労や社会参加の機会を作ることができるだけでなく
介護が必要になった高齢者にも
就労や社会参加の機会が作れるよう
介護事業所や民間企業と連携して
取り組みを実施しているようです。
先日ニュースでも
岡山市の取り組みが紹介されていました。
認知症とその予備軍の数は、2030年にはお年寄りのほぼ3人に1人の1100万人を超えると言われています。
そうした認知症の人も含めて、介護や支援が必要になった人が働いて、少しですが謝礼も得て活躍できる地域社会づくりが岡山市で進んでいます。
カタカナで「ハタラク」と名付けられた取り組みを取材しました。
⇒介護や支援が必要になった高齢者が「有償のボランティア」(TBSニュース)
ニュースでは
認知症高齢者も含めて
就労や社会参加の場を提供している
という内容で掲載されています。
認知症については
認知症になっても
住み慣れた地域の中で
尊厳をもって暮らせるようにと
様々な施策が実施されています。
今年に入ってからは
認知症基本法も施行されています。
認知症の当事者や家族の話を聞きながら
取り組みの検討もすすめられているようですが
岡山市のような
すでに実施されている事例を
全国で参考にできるよう
積極的に情報発信してもらうことで
認知症の理解も広がるかと思います。
さらには
各自治体が同様の取り組みを
実施しやすくするよう
国からの追加支援を検討する
などのサポートもあれば
具体的な取り組みも広がりやすいかと思います。
高齢者活躍の取り組みが全国に広がることで
元気高齢者が増え
地域の活性化につながる
ということにも
期待したいですね。
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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