日本とスウェーデンの介護の違い
北欧諸国は福祉が手厚い国
と言われますが
そんな北欧諸国のひとつ
スウェーデンと日本の介護事情を比較した記事が
掲載されていました。
日本のデイサービスには、自立度の低い人から高い人まで、多くの人が通います。一方、スウェーデンは、自立度が高い人はサークルや教会や市町村等が行う余暇活動に参加し、自立度の低い少数の人しかデイサービスに通いません。そのため、スウェーデンは日本に比べ、デイサービスにお金を厚く投入できます。
⇒「幼稚園みたい」な日本の高齢者デイサービスは誰のため?(読売新聞オンライン)
日本とスウェーデンでは
人口規模や高齢化率
制度の違いなどもありますが
サービスの在り方というところでは
参考になる部分があるのではないかと思います。
日本の介護保険制度の中では
高齢化とともに
介護費の増加が課題となり
国民が負担する介護保険料の増加
利用者が負担する介護保険負担割合の増加
にもつながっています。
今後の施策としては
軽度者の地域支援事業への移行
という内容も検討されています。
まさに
スウェーデンのサービスのように
自立度が高い人は地域活動に参加し
自立度の低い人のみデイサービスに通う
ということが
日本が考える
今後の方向性としてもうかがえます。
日本の
軽度の人にもサービス提供する体制が
介護サービスの充実として
ありがたく感じることができますが
実は
サービスが充実しすぎたせいで
財源がまわらなくなっていることや
地域活動が希薄になっていることに
つながっているのではないかと
考えさせられます。
海外のサービスの仕組みや
その在り方を知ることで
学びを深める機会にもつながりそうです。
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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