民生委員に代わる存在

地域で1人で暮らす高齢者らの相談に乗り、支援が必要な場合に行政などにつなぐパイプ役を務める民生委員。大正時代から100年以上の歴史ある制度だが、担い手不足が深刻な課題だ。厚生労働省の検討会が6月に始動し、在り方そのものにも及ぶ議論がされているが不調に陥っている。制度の持続可能性を高めるには、どのように改革していくべきだろうか。

担い手不足の「民生委員」は転換期か…(東京新聞)

 

民生委員の担い手が不足しているとして

厚生労働省でも

その対策が検討されていますが

なかなか議論が進んでいないとのことです。

ニュース記事を見ると

ひとりの民生委員さんの

具体的な活動内容を知ることができます。

寺田さんが訪問する独居の高齢者や後期高齢者夫婦は計約130世帯。困り事の有無、要介護度を考えながら、多いときは月2~3回、何もなければ半年に1回のペースで見守っている。道で会ったら立ち話をしたり、自宅近くを通れば新聞がたまっていないかをチェックしたりもする。

 

めちゃくちゃ仕事しているように感じますが

民生委員はボランティアとなっており

活動のための給与はなし

 

交通費・通信費・研修参加費など

活動費(定額)のみ

支給されるとのこと

 

勝手な想像ですが

記事に出てくる

寺田さんほど活動している民生委員は一部で

そこまでの活動ができていない

という民生委員も多くいるかと思います。

 

また

ボランティアで

そこまで精力的に活動できる人も

なかなか少ないかと思います。

 

 

記事によると

厚労省の議論が進まない要因として

民生委員側の団体の反対もあるとのこと

 

もはや

民生委員にこだわるのではなく

民生委員の中でも精力的に活動いただける方や

民生委員とは別の枠組みの中で

地域高齢者の支援を行える人を募集し

 

活動内容に応じた

報酬を支払う仕組みを

整備してもらうのも

良いのではないかと思ってしまいます。

 

今では

地域包括支援センターや

生活支援コーディネーターなどとも

しっかりと連携を取りながら

活動いただくことも必要かと思います。

 

これから先の社会では

民生委員とは別に

地域高齢者を支援する役割があっても

良いかもしれないですね。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。