海外から学ぶ認知症ケア
一般的にはあまり知られていない言葉ですが
介護業界の中では
認知症ケアの手法として知られる言葉が
いくつかあります。
バリデーション
アメリカのソーシャルワーカーであるナオミ・ファイルが、老人ホームで働くなかで従来の認知症ケアに満足できなくなり、高齢者が尊厳を回復し、引きこもりに陥らないように援助する方法として構築しました。混乱したお年寄りをよくしようというよりも、むしろ介護者自身が変わり、介護を受ける側の世界を理解し、再び心を通わせることを目指しています。
ユマニチュード
ユマニチュードはフランスの二人の体育学の専門家イヴ・ジネストとロゼット・マレスコッティが開発したケアの技法です。
「ケアをする人とは」、「人とは」何者かと問う哲学と、その哲学に基づいた数百を超える実践的なテクニックから成り立っています。「あなたは大切な存在です」という言語および非言語によるメッセージを、ケアを受ける人が理解できる形で届けるための方法でもあります。
タクティールケア
タクティール®とは、ラテン語の「タクティリス(Taktilis)」に由来する言葉で、「触れる」という意味があります。その意味が示すように、手を使って10分間程度、相手の背中や手足を「押す」のではなく、やわらかく包み込むように触れるのがタクティール®ケアです。
認知症の方へタクティール®ケアを継続的に行うと、自分自身の身体の認識や自己意識の向上、身体的・精神的な症状を和らげることがあります。もっともすべての認知症の方に適用できるかというとそうではありません。望まない方に対しては行わないというのも、タクティール®ケアの大切なルールです。
認知症の方に対するケアについては
関わり方やコミュニケーションの方法が重要
とされますが
海外の研究や
海外で実際に行われている
認知症ケアの手法からも
その大切さを学ぶことができます。
今回取り上げているケア手法については
関わり方を見直してみたり
心に訴えかけるケアが
重要視されています。
認知症への対応として
薬の服用によって
脳の原因物質に直接働きかける
という方法もあるかもしれませんが
まずは
関わり方やコミュニケーションの方法について
見直してみると
薬の効果以上に
症状が落ち着いたり
症状の改善がみられる場合もあります。
それぞれのケア手法については
リンク先をチェックしていただけると
より詳しい内容の解説がありますので
ぜひチェックしてみてください。
投稿者プロフィール

- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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