送迎ドライバー不足問題
ご存知の方も多いかと思いますが
先週の9月13日
さいたま市の介護施設で
施設の送迎車が近くにいた3人をはねる
という事故がありました。
さいたま市の事故を受けて
千葉県市川市にある通所介護施設では
今まで以上に
安全対策を徹底している
というニュースがありました。
⇒埼玉の介護施設で送迎車事故 千葉の施設は対策を徹底(NHKニュース)
この施設では
▼採用する前に車の運転技術を確認する
▼送迎中に軽微なものも含めて事故をくり返した場合には、別の業務に変わってもらう
▼車を動かしている時には利用者は建物の中で待ってもらう
という対策を行い
また
人などを感知して
自動で止まるセンサーがついた送迎車を
1台導入しているとのことです。
ただし
この施設でも
送迎ドライバーの求人を出しても
なかなか人が集まらず
実際に70代のドライバーも
採用しているとのこと。
どのデイサービス施設でも
送迎ドライバーの採用が難しく
高齢のドライバーを採用している
というところが少なくないかと思います。
ただでさえ
高齢ドライバーの危険運転など
問題がある中で
介護が必要な高齢者を乗せるドライバーであれば
できる限り安心できる人に
お願いしたいところです。
安全対策としては
送迎車両は全台
人感センサーのついた送迎者を
導入したいところですが
市川市の施設が1台しか導入できていないように
介護事業所の売上では
導入したくても導入できない
というのが現状かと思います。
また
送迎ドライバー不足については
複数の事業所の利用者を
共同送迎することで補う
ということも
地域によって実施されています。
今回の事故をきっかけにして
各事業所が安全対策を行うのはもちろんですが
自治体も一緒になって
送迎車両の補助制度や
共同送迎の仕組みの検討など
考えてもらえるとありがたいですね。
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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