ヤングケアラーに対するアウトリーチ
「ヤングケアラー」とは・・・
本来大人が担うと想定されている
家事や家族の世話などを日常的に行っているこどものこと
「アウトリーチ」とは・・・
支援が必要であるにもかかわらず届いていない人に対し
行政や支援機関などが積極的に働きかけて情報・支援を届けるプロセスのこと
⇒福祉分野でのアウトリーチ活動の定義と意味(特定非営利活動法人OVA)
介護課題の中で
今後より支援が必要なことの一つに
ヤングケアラーの問題があります。
アウトリーチの説明にもありますが
まさに
支援が必要であるにもかかわらず
届いていない人に
ヤングケアラーが該当します。
介護の相談窓口として
全国に地域包括支援センターが設置されているものの
こどもが自ら
地域包括支援センターという存在を知り
その場所を探して
相談まで行けるかというと
なかなか難しいかと思います。
そもそも
介護をすることが
当たり前の環境で生活していれば
”相談する”という
選択肢自体が浮かばないかもしれません。
そういったヤングケアラーに対しては
支援機関側からの働きかけが
必ず必要になります。
自治体ごとに
ヤングケアラーに対する
支援の取り組みが進められていますが
介護福祉関係者だけの取り組みでなく
地域の大人たちが
ヤングケアラーについて理解し
支援できるような取り組みも
必要になりそうです。
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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