ヤングケアラーへの支援の強化
「ヤングケアラー」とは
本来大人が担うと想定されている
家事や家族の世話などを
日常的に行っているこどものこと。
介護を必要とする高齢者が増えるのに対し
子どもの数は減少していて
さらに共働きにより両親が家にいない
という環境の家庭が増えていることから
高齢者を子供が介護する事例が増えているようです。
また
高齢者を介護するケースだけでなく
病気や障害
精神疾患を抱える
両親や兄弟を介護するケースもあるようです。
今後も
増加することが想定される
ヤングケアラーを支援するために
「子ども・子育て支援法等の一部を改正する法律」が改正され
ヤングケアラーへの支援を強化する内容が
行政機関に周知されています。
親や兄弟
祖父母を介護する子どもにとって
介護することが当たり前
という認識になっていれば
誰かに相談したり
支援サービスを活用したり
という選択肢が
そもそも思い浮かびません。
介護サービスは整備されていても
本人や家族が申請してはじめて
利用できるものとなっているため
その活用方法が分からなければ
利用はできません。
特に
介護サービスの利用については
介護が必要という状況になってはじめて知る人が多く
子どものうちに
誰かが教えてくれるものでもなく
子どもが一人で相談や申請手続きを行う
ということにも無理があります。
そんな子どもに対しては
福祉・介護・医療・教育といった多分野で連携しながら
大人側からの気づきにより
支援につなげていく必要がある
ということが示されています。
ヤングケアラーへの支援については
関係者による支援だけでなく
地域の中でも
ヤングケアラーについての認識を深めるとともに
ヤングケアラーの負担軽減につながる支援などについても
周知していく必要がありそうです。
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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