事故報告書の目的
令和6年11月29日
厚生労働省より
「介護保険施設等における事故の報告様式等について」
という通知が出されました。
介護現場において
何らかの事故やヒヤリハットの事例が発生した場合
各事業所で
事故報告書やヒヤリハット報告書に
その内容を記載する必要があります。
ただし
何のために事故報告書を記載しているのか
事故報告書を記載する目的を
従業員一人ひとりが
しっかり理解できているかどうかは
事業所によって差があるかもしれません。
そういう決まりだから
という理由で書いている人もいれば
ただ上司に言われたから
という理由で書いている人も
いるかもしれません。
もちろん
介護保険制度の基準上
事故やヒヤリハット事例が起こった場合には
記録に残す
という決まりはありますが
その目的は
事故の予防や再発防止にあります。
何のために書いているか
という意識がなければ
報告書の内容自体が
中身の薄いものになったり
形式的なものになってしまったり
という場合もあります。
本来であれば
なぜ事故やヒヤリハット事例が起こってしまったのか
どうすれば今後
同様の事例が起こらないようにできるか
その対策を考えることが重要です。
今回の通知をきっかけに
あらためて
事故報告書の記載について
研修を行ってみても
良いかもしれないですね。
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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