介護情報の共有システム
介護サービスを利用する際には
保険者と呼ばれる市町村に
利用者に関する情報が集約されています。
介護認定を受けた方の
認定に関する情報
介護保険の負担割合の情報
介護サービスを利用している方であれば
利用している介護サービスの情報
身体機能や栄養状態の情報
などのデータもまとめられています。
そんな市町村にまとめられた情報について
ケアマネジャーや介護サービス事業所にも共有できるよう
システムの整備が進められています。
ケアマネジャーや介護サービス事業所は
利用者と直接関わる仕事以外にも
介護保険の制度上
書類の作成や保管
日々の記録の整理など
様々な事務作業も求められています。
そういった事務作業は
通常のサービス提供以外の時間で行う必要があり
職員の業務負担となっています。
そんな業務負担を軽減するために
市町村に集められたデータを共有できることが
有効と考えられています。
介護サービス提供者の
事務作業負担が軽減できれば
その分
利用者へのサービス提供にあてられる時間が増え
また
正しい情報を随時把握できることで
サービスの質の向上にも
つながります。
さらに
介護に関する情報だけでなく
医療に関する情報も同様に
これまでの病歴や治療の経過
服薬の状況
などなど
正しく把握できるようになることで
より良いケアにつながります。
利用者にとっては
情報が共有できるようになると
個人情報が漏れてしまうのが怖い
という人もいるかもしれませんが
介護医療に関する情報は
より良いケアのため
と考えていただければと思います。
投稿者プロフィール

- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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