介護課題に対するアウトリーチ活動

介護に関する課題というと

一人暮らし高齢者の増加

高齢者が高齢者を介護する老々介護

認知症に対する介護

高齢者への虐待

介護人材の不足

ビジネスケアラーやヤングケアラー問題

などなど

いくつもの課題があげられます。

介護課題に対しては

すでに

国や地域ごとで

様々な取り組みが行われていますが

 

そんな取り組みの1つとして

「アウトリーチ活動」というものがあります。

 

アウトリーチとは・・・

アウトリーチ(Outreach)は直訳すると、「外に手を伸ばす」ことを意味します。

福祉分野では、「支援が必要であるにもかかわらず届いていない人に対し、行政や支援機関などが積極的に働きかけて情報・支援を届けるプロセス」のことを言います。

福祉分野でのアウトリーチ活動の定義と意味(特定非営利活動法人OVA)

 

地域高齢者の相談窓口として

全国に「地域包括支援センター」が設置され

介護サービスも

全国的に整備されている状況です。

 

ただし

介護サービスの利用方法がわからない

介護認定の申請方法がわからない

そもそも介護認定を申請する必要があることも知らない

という人は多くいます。

 

そのために

「地域包括支援センター」が設置され

 

今では

インターネットで調べれば何でもわかるはず

と思う人もいるかもしれませんが

 

高齢者の中には

まだまだインターネットの活用ができない人も多くいて

地域包括支援センターの場所がわからない

分かったとしても

そこまでたどり着けない

という人もいます。

 

さらに

単身世帯や高齢者世帯が多い中では

調べる方法がわからない

支援してくれる家族がいない

という人も多いかと思います。

 

そういった状況を考えると

今後ますます

アウトリーチ活動が必要とされそうです。

 

今後は

相談窓口の設置やサービスの整備以外に

アウトリーチ活動に特化した取り組みなどが

広がっていくかもしれないですね。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。