令和5年度の高齢者虐待の状況
高齢者虐待の状況については
厚生労働省のホームページに
詳しい内容がまとめられています。
なお
令和5年度の高齢者虐待件数については
過去最多になった
というニュースもありました。
高齢者が家族や介護職員などから虐待を受けた件数は昨年度(令和5年度)、1万8000件あまりで過去最多となり、このうちの90%あまりは家族や親族からによるものだったことが厚生労働省のまとめでわかりました。
⇒高齢者への虐待 1万8000件余と過去最多 9割以上が家族や親族(NHKニュース)
虐待の発生要因としてあげられているのが
「認知症の症状」(56.4%)
「介護疲れ・介護ストレス」(54.8%)
「理解力の不足や低下」(47.7%)
「知識や情報の不足」(46.5%)
「精神状態が安定していない」(45.9%)
「介護力の低下や不足」(45.8%)
という内容
また
虐待の程度が深刻になるほど介護保険サービスを利用していない傾向があり、厚生労働省は適切なサービスや支援の利用を促すほか、自治体に対して虐待防止の体制作りを働きかけるなどして対策を進めるとしています。
とのこと
基本的には
介護が必要な状態になったときには
早めに
地域包括支援センターや行政窓口
ケアマネジャーなどに
相談すること
介護サービスなど公的なサービスを
積極的に利用すること
などが大切です。
介護サービスを利用するのに
抵抗がある人もいるかと思いますが
もし合わなければ
いつでも止めたり変更したりもできます。
ひとまず使ってみる
という考え方も必要です。
介護者が頑張りすぎて
本人も気づかないうちに
虐待につながってしまう
というケースもあります。
介護は終わりがみえないもの
とも言われます。
決して無理せず
積極的に
介護の専門家や公的なサービスなど
頼っていきましょう。
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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