入浴の際の介護負担
日常生活の中で
何らかの介助が必要になった際
”入浴時の介助”というのが
なかなかの負担になります。
先日
「要介護者の入浴に関するアンケート調査」
という調査結果をまとめた記事が
掲載されていました。
⇒家族介護者の9割弱が、要介護者の入浴に負担を感じている実情(デジタルPR)
入浴時の介助で
必要な動作を考えてみると
洋服を脱ぐ介助
脱衣所から浴室への移動
身体を洗う介助
湯船に入る介助
湯船から出る介助
浴室から脱衣所への移動
身体を拭く介助
洋服を着る介助
立ったり座ったりという動作が困難だったり
常に支えが必要な状態であれば
なかなかに大変なことが想像できるかと思います。
また
滑りやすい浴室内での動作
ということを考えると
転倒のリスクも高くなります。
冒頭に紹介したアンケート調査の記事は
『「浴槽レス」でも全身をしっかり温める「ボディハグシャワー」』
という
シャワーのコマーシャルになっていますが
危険な思いをして浴槽に入らなくても
シャワーだけでも
身体を洗ったり温めるのには十分です。
浴槽内に手すりを設置したり
福祉用具を活用することも
ひとつの手段となり
介護認定を受けているのであれば
ヘルパーさんに入浴介助をお願いしたり
訪問入浴というサービスもあります。
また
デイサービスやデイケアを使って
施設のお風呂に入れてもらう
という方法もあります。
もし
入浴時に介助が必要
という状況であれば
介護サービスを活用して
家族の負担を軽減し
安心安全に入浴することができますので
検討いただければと思います。
投稿者プロフィール

- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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