全国介護保険料マップ
NHKでは
厚生労働省の発表した全自治体のデータをもとに
全国介護保険料マップを作成しています。
「保険料基準額」だけでなく
「基準額の伸び率」「要介護認定率」「高齢化率」
のデータについても確認することができます。
介護保険料については
5月18日(土)の「サタデーウォッチ9」でも
特集が放送されていたようです。
⇒【全国マップ】介護保険料 大阪市なぜ高い?地域差 調べると…(NHK)
全国介護保険料マップを見てみると
「保険料基準額」
「基準額の伸び率」
「要介護認定率」
「高齢化率」
それぞれの基準が
関連しているようにも考えられますが
必ずしもそうではないことが分かります。
「要介護認定率」や「高齢化率」
が高い地域でも
「保険料基準額」を
抑えられている自治体があることが分かります。
NHKニュースの中でも
和歌山県橋本市が
高齢化率が全国平均よりも高い「34.7%」
にもかかわらず
保険料の基準額を1000円(6300円→5300円)
率にして15.9%引き下げていたとして
取り上げられています。
保険料を抑えられている要因として
市内54か所にまで広がった運動教室の取り組みがあり
その取り組みを継続するにあたっては
1 「主人公は住民」
運動教室への参加は任意で、運営も地区の住民に任されています。何か困った時には西さんに相談しますが、あくまでサポート役で住民の自発性を大切にするということです。2 「みんながリーダー」
多くの教室では、運営を3人一組など、複数人のリーダーが行っていて、リーダーも毎回変わっていくといいます。これにより負担が1人や一部の人に集中せず、また責任を持って参加できるようになるということです。
ということがポイントとして記載されています。
おそらく
どの自治体でも
介護予防の取り組みは進められているかとは思います。
より多くの人に参加してもらえるよう
活動を広げようとしているが
なかなかうまくいかない
という地域もあるかと思います。
今回の和歌山県橋本市の
ポイントを参考にして
これまでの取り組みを見直してみると
改善点なども見つかるかもしれません。
できる限り
介護保険料の負担を抑えるために
効果をあげている地域の取り組みは
参考にしていきたいですね。
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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