千代田区の認知症本人ミーティング「実桜の会」
経済産業省では
認知症の人が主体的に企業や社会等と関わり
認知症当事者のニーズをとらえた
製品やサービスの開発を行う
「オレンジイノベーション・プロジェクト」
という取り組みを実施しています。
そんなオレンジイノベーション・プロジェクト
5月21日と22日に
東京丸の内の
三井住友銀行東館ライジング・スクエア1Fアースガーデンで
開発製品展示会が開催されていました。
⇒オレンジイノベーション・プロジェクト開発製品展示会(経済産業省)
21日には特別講演もあるとのことで
私も参加してきました。
特別講演は4部構成で
日本総合研究所の方から
認知症とビジネスを絡めた話
経済産業省の方から
オレンジイノベーションプロジェクトにおける
これまでの取り組みや具体的な開発事例などの話
東京都福祉局の方から
東京都が取り組む認知症施策についての話
とうきょう認知症希望大使(認知症当事者)と
社会福祉法人新生寿会の方による
対談形式で
認知症当事者としての話や
希望大使としての活動の話
などがありました。
最後の認知症希望大使である
岩田裕之さんからは
千代田区で行われる認知症本人ミーティング
「実桜(みお)の会」についての話もありました。
実桜の会については
認知症と診断されたご本人や認知症が心配な方、認知症の方を介護されているご家族が、それぞれの席で日ごろの想いや悩みなどを自由に語り合う会です。区内外を問わず参加が可能です。
となっています。
岩田さん自身は
実桜の会に参加するだけでなく
案内チラシの作成なども行っているようです。
注目したいのは
実桜の会の開催場所が
デニーズや地域の喫茶店となっていること
認知症について
本当に地域の方の理解を得られている
ということを感じます。
他の地域でも
認知症の方の集いや認知症カフェ等
行われていますが
多くは
福祉施設の中や地域の公民館の中など
限られた空間で開催されている印象があります。
実桜の会のように
地域の誰もが利用する
ファミリーレストランや喫茶店などで
開催できるようになると
自然と地域の中での
認知症の理解も広がっていきそうです。
それぞれのお店の方の理解も
あってこその開催かと思います。
こういった取組みが
他の地域でも広がっていくと
より認知症に対する理解も
広がっていきそうです。
それぞれの地域で行われる
認知症の取り組みが
どれだけ地域に根差していけるかは
重要なポイントかもしれないですね。
投稿者プロフィール

- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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