所信表明演説からみる介護分野への支援

令和7年10月24日

高市内閣総理大臣による

所信表明演説が行われました。

第219回国会における高市内閣総理大臣所信表明演説(首相官邸)

演説では

物価高対策の中で

国民の皆様のいのちを守り、安心して必要なサービスを受けていただくためにも、赤字に苦しむ医療機関や介護施設への対応は待ったなしです。診療報酬・介護報酬については、賃上げ・物価高を適切に反映させていきますが、報酬改定の時期を待たず、経営の改善及び従業者の処遇改善につながる補助金を措置して、効果を前倒しします。

という内容がありました。

 

介護事業者の中には

運営が厳しくなり

サービスを縮小するところ

事業所を閉鎖するところ

会社自体が倒産してしまうところ

などもあります。

 

介護サービスの提供ができなければ

介護を必要とする高齢者やその家族まで

困ってしまいます。

 

介護事業者の中には

すでに厳しい運営状況にある中

 

今回の

所信表明演説を聞いて

まだまだ踏ん張っていこう

と思ってくれた事業者があるかもしれません。

 

 

また

事業者支援の対応方法として

”補助金を措置”とあるのは

利用者にとって

助かるものになるかもしれません。

 

通常の報酬改定で

報酬アップとなる場合

介護サービスの利用料金も

あがることになります。

 

その部分を

補助金として対応してもらえれば

利用者の負担は増えずに

介護事業者が安定して

サービス提供できる状況に

つながるかもしれません。

 

将来的には

介護報酬が増えて

利用者負担も増える

ということが

避けられないかもしれませんが

 

今回

一時的であっても

補助金での対応は

利用者にとっても

ありがたいものになるかと思います。

 

 

介護サービスの提供は

自治体によって

サービス体制に差があるとも言われます。

 

全国どこの地域にいても

必要なときに

必要な介護サービスが受けられるよう

調整してもらえると

ありがたいですね。

 

 

投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。