施設見学の際のポイント(職員の姿勢)
有料老人ホームなどの介護施設を選ぶ際のポイントですが
主なポイントを3点挙げるとすると
- 施設の清潔感
- 職員の姿勢
- 担当者の対応
という点があげられます。
今回はその中でも
職員の姿勢について
お伝えしていきます。
職員の姿勢については
挨拶があるかどうか
気持ちのいい挨拶かどうか
廊下を走り回っていないか
利用者への対応はどうか
などなど注意して見てみることができます。
挨拶は当たり前のこととして
注意して見てみたいのは
利用者に対する職員の姿勢です。
介護に携わるうえでの基本姿勢としては
”否定命令はしない”
”行動を制限しない”
”放置しない”
ということがあります。
※行動を制限する、放置する、という行為は虐待にあたります。
当たり前のことのように聞こえますが
特に認知症の利用者などに対しては
ついつい否定的な言葉を使ってしまったり
動くと転倒の危険性があったり
一人で外に出て行ってしまうために
大声で注意したり
何度も同じことを繰り返すため
すぐに対応せずに後回しにしたり
という状況になりがちです。
大きな声で何度も否定の言葉を口にしている職員がいたり
強い口調で行動を制限したり
利用者が叫んだりモノをたたいたりしている状況を
そのままにしていたり
という場面に遭遇したら
ちょっとよろしくない状況です。
周りの職員が注意できない状態
責任者がしっかり管理できていない状態
と考えられます。
見学の際
施設によっては
認知症が進行している利用者がいて
利用者が落ち着けないでいる状況を
みることがあるかもしれません。
そんなときに
職員がどのように対応しているかで
その施設の”サービスの質”が見えてきます。
この場合においても
チェックの視点が厳しすぎると
入所できる施設が少なくなってしまいますので
いくつかの施設を比較してみて
判断いただければよいかと思います。
また
チェックポイントとして細かい点を挙げると
食事、施設内の動線、入居者の介護状態、一日の過ごし方、医療体制、面会のルール
などなどあります。
さらに
本人が選ぶか
家族が選ぶか
によっても
選択の基準が変わってくるかと思います。
今回のポイントは
職員の姿勢についてお伝えしましたが
その他こだわりのポイントなどあれば
施設見学の際に
直接確認してみてください。
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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