有料老人ホームからの退去先
介護施設への入居となると
そこを終の棲家と考えて
入居する人も多いかと思います。
ただし
介護施設の種類によっては
入居したときよりも
介護度が重くなった場合
認知症が進行した場合
医療行為が必要になった場合
などなど
状況によっては
退去しなければならないケースもあります。
もちろん
退去が必要な状況になれば
次の施設を決めてから
ということになりますが
必ずしも
施設に入居したら最期まで
という訳ではないことを
確認いただく必要があります。
厚生労働省の資料では
”高齢者住まい(有料・サ高住)からの退去先”
というデータがまとめられています。
001481760⇒有料老人ホームの現状と課題・論点について(pdf資料111ページ)
主な退去先としては
「死亡による契約終了」の割合が高く
結果的に
終の棲家として入居していた方が多くいますが
その割合は50%程度となっています。
他の50%程度は病院や他の施設等へ
退去していることが分かります。
施設によって
介護サービスの提供方法
介護職員の配置
看護職員の配置
などが異なるため
どのような状況になったら
退去を検討する必要があるか
その条件が異なります。
2014年と2024年のデータを比較すると
「死亡による契約終了」の割合が増えていることから
有料やサ高住でも
最期まで対応できるよう
体制を整えているところが増えていることが
うかがえます。
そうはいっても
必ずしも最期まで
ということではありませんので
施設入居の際には
退去になる際の条件等
確認いただけると良いかと思います。
投稿者プロフィール

- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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