東京都の認知症薬「レカネマブ」特設サイト

令和6年10月10日

東京都は認知症薬「レカネマブ」に関する

特設ホームページを開設した

との報道を発表しました。

認知症抗体医薬「レカネマブ」啓発普及活動等(東京都)

報道発表のサイトをみていただくと

特設サイトへのリンク

新しい薬ができました(東京都)

 

令和6年7月25日に開催された

公開講座のリンク

第169回老年学・老年医学公開講座(東京都健康長寿医療センター研究所)

も掲載されています。

 

お時間ある方は

公開講座の動画を見ていただくと

より理解が深まるかと思います。

 

 

今回の新薬の情報でも

注意していただきたいのが

 

認知症を治せるものではなく

あくまで

進行を抑制するもの

ということ

 

東京都のサイトの内容をそのまま引用すると

レカネマブは、アミロイドβのかたまりを取り除き、アルツハイマー病の進行を抑制することが期待されます。
知っておきたいことは、レカネマブは症状をよくする薬ではなく、また、認知症の進行を完全に止める薬ではないということです。

 

新しい薬ができた

と聞くと

これで良くなる

認知症が治る

と思ってしまう人も

いるかもしれません。

 

あくまで

進行を抑制するための薬

ということを理解しておきたいところです。

 

また

こちらのブログでは

繰り返し紹介していますが

 

認知症への対応として

第一に大切なのは

生活環境やコミュニケーションの方法

だと思っています。

 

和歌山県立医科大学附属病院

認知症疾患医療センターのサイトに

認知症の薬について

以下のようにまとめられています。

認知症は治療よりも療養が大切な病気です。お薬はあくまで補助だと考え、生活環境やコミュニケーションを調整することが第一です。ご本人が困っていることを具体的にリストアップして、それぞれの問題点に対してサポートできることをご家族や介護スタッフと一緒に考えましょう。ご本人の負担を軽くし、不安を少なくするだけで気力やコミュニケーションの改善がみられることも多いのです。失敗はできるだけ指摘せず、さりげなくサポートしましょう。ご本人のプライドや価値観を尊重し、笑顔で接するだけで症状は良くなります。

認知症のお薬について(和歌山県立医科大学附属病院 認知症疾患医療センター)

 

認知症介護でお困りの方は

薬に頼る前に

生活環境やコミュニケーションについて

見直していただけると

良いかと思います。

 

 

投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。

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