民生委員の役割と報酬

「民生委員」

その言葉は聞いたことがあるけれど

具体的に何をしている人かは分からない

という人も少なくないかと思います。

 

どんな人が民生委員になっているのか?

民生委員がどんな活動をしているのか?

など

その役割については

政府広報オンラインのサイトでまとめられています。

ご存じですか?地域の身近な相談相手「民生委員・児童委員」(政府広報オンライン)

民生委員の役割をまとめると

地域住民の身近な相談相手となり

支援を必要とする住民と

行政や専門機関をつなぐパイプ役

とのことです。

 

具体的な活動については

  • 担当区域の高齢者や障害者のいる世帯、児童・妊産婦・母子家庭などの状況把握(家庭訪問や地域での情報収集など)
  • ニーズに応じた福祉・サービスなどの情報提供
  • 支援が必要な方の様々な相談に応じ、助言
  • 児童の登下校時の声かけ、パトロール活動

などとなっています。

 

高齢者支援の分野では

  • 高齢者の見守り支援
  • 高齢者が集まれる趣味活動の場を準備
  • 地域の避難訓練の実施

など行っているようです。

 

民生委員の活動は

地域の実情に応じてとのことで

具体的な対応は地域で異なるかと思いますが

 

その民生委員の報酬については

ボランティアとして活動するため給与はなし。ただし、必要な交通費・通信費・研修参加費などの活動費(定額)は支給

とされています。

 

民生委員はボランティア

とのことです。

 

この民生委員について

担い手が不足しているとして

厚生労働省では

『民生委員・児童委員の選任要件に関する検討会』

が開催されていたようです。

第1回民生委員・児童委員の選任要件に関する検討会(厚労省)

 

担い手不足対策として

”専任要件の緩和”ということが検討されているようですが

 

個人的には

”報酬なし”という部分が気になるところです。

 

社会活動を行っていただくことに対しては

明確な目的や目標を示して

その役割に応じた報酬が与えられるよう

検討いただいても

良いのではないかとも思います。

 

これから

まだまだ高齢化が進む社会の中では

民生委員の役割も大きくなってくるかと思います。

 

住民と行政や専門機関をつなぐパイプ役となれる人は

しっかり確保しておきたいところですね。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。