満たすべき基準が増えた職場環境等要件
令和7年度処遇改善加算計画書の提出期限が
4月15日とせまっており
すでに提出済みの事業者も多いことと思います。
令和7年度の計画書作成においては
職場環境等要件で
満たすべき項目が増えた
という事業者も多いかと思います。
令和6年度の職場環境等要件は
●入職促進に向けた取組
●資質の向上やキャリアアップに向けた支援
●両立支援・多様な働き方の推進
●腰痛を含む心身の健康管理
●生産性向上のための業務改善の取組
●やりがい・働きがいの醸成
の6つの区分(要件は各区分4項目ずつ)
全24項目の中において
・ 介護職員処遇改善加算 :全ての項目のうちから1つ以上取り組んでいる必要
・ 介護職員等特定処遇改善加算 :6つの区分ごとにそれぞれ1つ以上取り組んでいる必要
となっていました。
その要件が
令和7年度からは
●生産性向上のための業務改善の取組
の項目が4項目増え
全28項目となり
介護職員等処遇改善加算 Ⅲ・Ⅳ :区分ごとにそれぞれ1つ以上(生産性向上は2つ以上)取り組んでいる
介護職員等処遇改善加算 Ⅰ・Ⅱ :区分ごとにそれぞれ2つ以上(生産性向上は3つ以上うち⑰又は⑱は必須)取り組んでいる
となっています。
すでに多くの取り組みを実施していれば
新たな取り組みは必要ない
という事業者もあるかもしれませんが
少なくとも
生産性向上の取り組みについては
新たに満たすべき項目が増えた
という事業者が多いかと思います。
また
令和6年度は特定処遇を算定していなくて
1項目のみ満たしていた
という事業者は
6項目以上
新たに満たす必要がでてきます。
具体的にどんな取り組みを実施したらよいか
困っているという事業者は
厚労省の資料の中に
職場環境等要件の
具体的取り組み事例も示されていますので
参考にできるかと思います。
できるだけ上位の加算を算定できるよう
職場環境等要件についても
しっかり満たせるよう
対応していきたいですね。
投稿者プロフィール

- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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