無資格のスーパー介護士

介護サービスを提供する人が

全員介護に関する資格を持っているわけではありません。

2021年4月の介護報酬改定で

介護サービス事業者に、介護に直接携わる職員のうち、医療・福祉関係の資格を有さない者について、認知症介護基礎研修を受講させるために必要な措置を講じることを義務づける。
（※３年の経過措置期間を設ける。新入職員の受講について１年の猶予期間を設ける）

という内容が示され

2024年4月までには

介護に直接携わる全職員（新入職員以外）が

認知症に関する研修を受講している

ということになります。

そもそも

介護サービスの種類によっては

介護の資格を持っていなくても

介護の仕事に従事することができます。

資格取得については

強制されるものではないため

資格を持っていなくても

介護業界に何年もいるベテランで

知識や経験があり

介護技術も持ち合わせている

という人もいます。

反対に

介護の資格は持っていても

現場での経験はほとんどないという人もいます。

例えば

専門学校などで勉強して資格を取得した人は

介護現場は実習で経験しただけ

という人がほとんどです。

介護の資格を持っていないと聞くと

心配してしまう人もいるかもしれませんが

無資格でも経験豊富なスーパー介護士さん

という人もたくさんいます。

資格ではなく

サービスをしてくれる人の

人柄や対応力など

介護資格以外の部分も見ていただけると良いかと思います。

武藤至正: 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。