理解しておきたい感染症に対する助成事業
東京都内の高齢者施設では、本来は医療機関に入院が望ましい重症の高齢者を施設内で治療せざるを得ないケースが発生しています。
厚生労働省のまとめによりますと全国の高齢者施設で確認されたクラスターなどは7月24日までの6日間で前の週より41件多い337件にのぼり、専門家会合は今後、高齢者を中心に重症者や亡くなる人が増えることが懸念されるとしています。
感染の第6波では病床のひっ迫で入院できず施設内で療養せざるを得ないケースが相次いだことから、各地で施設に医師を派遣して高齢者を治療する取り組みが進められています。
⇒コロナ感染者急増 各地で医療機関・介護施設などに影響(NHKニュース)
もし高齢者施設において
コロナに感染した利用者が病院に入院できず
施設内での感染症対策を徹底したうえで
やむを得ず施設内療養で対応した場合
施設内療養者一人あたり
一日1万円が補助されます。
※一人あたり15万円が上限
ここ最近の状況をみると
補助の対象となる高齢者施設が多くありそうです。
⇒「新型コロナウイルス感染症流行下における介護サービス事業所等のサービス提供体制確保事業」について(厚労省)
施設内療養については
サービス提供体制確保事業の一部となっており
- 新型コロナウイルス感染者が発生又は濃厚接触者に対応した介護サービス事業所・施設等
- 新型コロナウイルス感染症の流行に伴い居宅でサービスを提供する通所系サービス事業所
- 感染者が発生した介護サービス事業所・施設等の利用者の受け入れや当該事業所・施設等に応援職員の派遣を行う事業所・施設等
に対して
緊急時の介護人材確保に係る費用
職場環境の復旧・環境整備に係る費用
なども助成されます。
※サービスの種類や事業所の規模によって補助額は異なります
施設内療養に限った話ではなく
コロナの影響を直接受けている介護事業者に対しては
助成が受けられるケースがありますので
確認してみてください。
具体的には
各都道府県が窓口となって
申請等の受付をしていますので
都道府県のサイトをチェックしてみてください。
感染者が発生して
それどこれではない!!
という施設もあるかと思います。
当社では
事業内容に関すること
申請に関することなど
個別にサポートさせていただきます。
とりあえず詳細を理解しておきたい
という方でも
お気軽にご相談ください。
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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