男女における介護の意識の差
静岡新聞のサイトに
静岡県静岡市が
老後に焦点をあてて
男女20~69歳の512人から調査した
介護に関するデータがまとめられています。
⇒男女でこんなに違う!?介護への意識あれこれ(静岡新聞SBS)
タイトルからも分かるように
男女での意識の差が
なかなかはっきりと見えています。
『老後は子どもに頼らず独立した生活を送りたい』
という質問に対しては
女性が高い割合を示し
年齢が高くなればなるほど
その割合も高くなります。
『配偶者や親の介護の場所は自宅が良いか施設が良いか』
という質問に対しては
男性は自宅の割合が高く
女性は施設の割合が高く
なっており
はっきりとその差が見られます。
『配偶者や親の介護に関わる人は』
という質問に対しては
男女ともに
「他の人の助けやサービスを利用したい」
という回答が多くありますが
この質問に対しても
女性の割合が高く
「家族や身内だけで介護をしたい」
という男性が
一定数いることが分かります。
老人ホームなどの施設利用についても
半数以上の男性が
利用したくないとのこと
男性は
子どもや家族には頼りたいが
他人や施設などの世話にはなりたくない
とも言われてしまうような結果に・・・
そうはいっても
このような意識の差も
時代の変化とともに
変わっていく可能性があり
もしかしたら
変化しなければならない部分
なのかもしれません。
”介護は家族がするもの”
という言葉が
過去の言葉になっているように
心の中にある意識も
できるだけ
誰かの助けを借りながらでも
お互いに助け合いながら生きる
という意識に
変化させる必要があるのかもしれないですね。
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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