町内会による高齢者支援
秋田県由利本荘市西目町の出戸町内会(小松喜佐雄会長、約300世帯)は、高齢者が閉じこもりがちになるのを防ごうと、見守りを兼ねた手作り弁当の宅配を定期的に続けている。地元食材を使ったメニューが好評で、外出が難しい人や介護する家族らにも喜ばれている。
宅配は町内会が月に1回開く「ニコニコデイ」の開催日に合わせて実施。町内会が管理する出戸交流センターで行われるデイは、介護予防のため、高齢者が気軽に集える場を設ける取り組み。デイに参加できない高齢者にも、希望する人には、参加者向けの昼食の弁当を車で届けている。
⇒由利本荘市の出戸町内会、高齢者に手作り弁当を宅配 月1回、「孤立防止につなげたい」(WAMNET)
一人暮らしの高齢者で
介護が必要な状態となってくると
外出する機会も少なくなり
地域との交流も減ってしまいがちです。
日常生活でも
家の中の掃除や洗濯が十分にできなかったり
食生活についても栄養のバランスがくずれてしまう人も
増えてきます。
そういった状況が考えられる中
町内会で高齢者を支援するという活動は
地域の高齢者だけでなく
福祉関係者や自治体にとっても
ありがたい活動かと思います。
また
市地域包括支援センターによると、介護予防を目的とした高齢者の集いの場を町内会などが創出する場合、市から一定の補助金を受けられるが、食事の提供や宅配は補助対象にならない。出戸町内会のように、手の込んだ弁当をこしらえ、宅配まで担う町内会は他にないとみられる。
とあるように
出戸町内会の取組みは
補助を受けずに独自に実施している活動とのこと。
高齢者の自立支援や介護予防の取組みは
継続して行うことで
将来的な介護費の削減だけでなく
医療費の削減にもつながる可能性があります。
ぜひとも
国や自治体が支援することで
自立支援や介護予防の取組みが
より多くの地域で広がっていくことにも
期待したいですね。
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