目に見えない変化

コロナ禍において

介護サービスの利用が制限されたことなどにより

認知症の症状が悪化したというケースがあるようです。

 

介護サービスが制限されることにより

その人の日常生活にどのような変化があるか?

仮にデイサービスの利用が制限されたとすると

利用者や職員との交流の機会

デイサービスでの運動の機会

趣味や楽しみのレクリエーションの機会

食事や入浴の機会

などが失われている可能性があります。

 

デイサービスに行かなくても

自宅で大きな問題を起こすことなく過ごせていれば大丈夫

ということでもなく

もし自宅で何もせずに過ごしていた場合

 

何もせずにぼーっと過ごしている時間が長ければ長いほど

認知症が進行している可能性があります。

 

交流や運動の機会が減ることや

栄養面や衛生面での変化が

心身の状態に影響を及ぼす可能性は大いにあります。

 

病気によっては

その進行度合いが目に見えにくいように

 

認知症の場合も

知らず知らずの間に

進行していたという場合があります。

 

もし

これまで利用していた介護サービスが

コロナ禍において制限されてしまったという場合は

以前と同じようなリズムで

介護サービスを利用できるよう

調整を検討してみても良いかもしれません。

 

何もなければ大丈夫と思っていても

何もしていないことが

心身にマイナスの影響を及ぼしている可能性があります。

 

必要な介護サービスは適切に利用して

専門家に対応してもらう機会を十分に作り

随時変化があれば教えてもらう

という環境を作っておくことも大切ですね。

 

 

投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。

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