社会的孤立による精神的健康への悪影響

東京都健康長寿医療センター研究所の桜井良太研究員の研究グループは、独り好き志向および社会的孤立具合と精神的な健康との関連を検討し、どの世代でも独りでいることを好む人(独り好き志向の高い人)は精神的な健康度が低い傾向にあり、独りでいることが好きでも社会的孤立による精神的健康への悪影響は弱まらないことを明らかにしました。この研究成果は、国際雑誌「Journal of Affective Disorders」(8月12日付)に掲載されました。

「独り好き」志向性とこころの健康 ―「独りでいることを好む人」でも孤立の悪影響は緩和されない可能性が明らかに―(東京都健康長寿医療センター研究所)

独りが好きという人も

精神的な健康度は低い傾向がみえる

という研究結果

 

特に高齢者の場合は

孤立することで

身体機能や認知機能の低下が心配されます。

 

さらに

何かあった際に

助けてくれる人がいなければ

 

転んでしまって

立ち上がれないまま時間がたっていた

病気で倒れて

動けないまましばらく時間がたっていた

ということも考えられます。

 

万が一ということもあります。

 

そうならないためにも

何らかのつながりを持っておくことが

重要になります。

 

 

地域包括支援センターなどが

見守りの役割をしてくれることもありますが

地域のすべての高齢者に対して

定期的な見守りを行うことは困難です。

 

そのため

地域コミュニティなど

地域住民同士のつながりも重要になります。

 

多くの人とつながらなくても

一部の人とだけでも

つながりを持つことができれば

安心につながるかと思います。

 

独りが好きという人でも

”いざ自分の身に何かあった時は”

と考えると

不安感を感じることが

必ずあるかと思います。

 

独りが好きという人に

地域コミュニティに参加してもらうことは

難しいかもしれませんが

 

周囲の人たちから

積極的な声かけを継続していき

孤立化させないような促しができると

良いかもしれません。

 

 

将来的に

独り暮らし高齢者が増える中で

 

独り暮らしになっても

つながりを持てる環境

孤立化させない環境作りは

重要課題になりそうですね。

 

 

投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。

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