第121回社会保障審議会介護保険部会
令和7年6月2日
厚生労働省では
第121回社会保障審議会介護保険部会が開催されました。
今回の議題については
- 地域包括ケアとその体制確保のための
医療介護連携、介護予防・健康づくり、認知症ケアについて - その他
(1)要介護認定について(報告)
となっています。
”介護認定について”の資料では
「デジタル、AI等を活用した要介護認定の迅速化及び科学的合理性の確保等」
をテーマに
『規制改革実施計画』が示されています。
今回の資料の中では
介護認定の一次判定の内容に関して
平成21年度の見直しに際して実施した調査を最後に
大規模な調査は実施されていない
とのことで
あらためての見直しが検討されています。
データの精度に課題がある
とのことです。
確かに
さまざまな利用者と関わる機会があると
なぜこの状態でこの介護度なのか
と疑問に感じることもあるかと思います。
その方の状態に応じて
適切な介護認定となるよう
見直しの必要はありそうです。
介護事業者としては
介護認定の精度も気になるところですが
介護認定の遅れについて
早急に対応して欲しい
という要望も強いかもしれません。
事業所によっては
認定が遅れたために
一時的にサービスを制限したケースや
サービスを休止したケースも
あるかと思います。
介護認定の精度の見直しとともに
介護認定の遅れについても
早急に対応して欲しいですね。
投稿者プロフィール

- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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