第130回社会保障審議会介護保険部会

令和7年12月1日

厚生労働省では

第130回社会保障審議会介護保険部会が開催されました。

第130回社会保障審議会介護保険部会(厚労省)

今回の議題は

1.持続可能性の確保
2.論点ごとの議論の状況
3.その他

となっています。

 

持続可能性の確保については

① 総論
② 1号保険料負担の在り方
③ 「一定以上所得」、「現役並み所得」の判断基準
④ 補足給付に関する給付の在り方
⑤ 多床室の室料負担
⑥ ケアマネジメントに関する給付の在り方
⑦ 軽度者への生活援助サービス等に関する給付の在り方
⑧ 被保険者範囲・受給者範囲
⑨ その他(金融所得、金融資産の反映の在り方)
⑩ その他(高額介護サービス費の在り方)

という10の論点があげられていますが

 

今回の資料では

③ 「一定以上所得」、「現役並み所得」の判断基準
④ 補足給付に関する給付の在り方
⑥ ケアマネジメントに関する給付の在り方

について

検討の方向性がまとめられています。

 

特に

③ 「一定以上所得」、「現役並み所得」の判断基準

では

2割負担の対象者拡大について

具体的な所得金額もあわせて

その内容が示されています。

 

また

2割負担になる所得要件

だけでなく

新たに2割負担になる方の

配慮措置の内容も

具体的に示されています。

 

 

1割から2割

自己負担額が2倍になる

という影響は

本当に大きいかと思います。

 

特に

介護サービスを

多く必要としている人ほど

2割負担の影響は大きくなります。

 

利用控えの影響は限定的

とも言われていましたが

 

費用負担が大きくなれば

その費用を抑えようとする人は

少なからずいるかと思います。

 

 

2割負担の対象者拡大が

利用控えにつながらないよう

 

今回示されているような配慮措置が

しっかり実行してもらえればと思います。

 

 

投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。