第219回国会における高市内閣総理大臣所信表明演説
令和7年10月21日
自民党の高市早苗総裁が
第104代の内閣総理大臣に選出されました。
令和7年10月24日には
高市内閣総理大臣による
所信表明演説が行われ
その動画と演説全文が
公開されています。
⇒第219回国会における高市内閣総理大臣所信表明演説(首相官邸)
演説の内容は
1 始めに
2 経済財政政策の基本方針
3 物価高対策
4 大胆な「危機管理投資」による力強い経済成長
5 食料安全保障
6 エネルギー安全保障
7 令和の国土強靱化対策
8 健康医療安全保障
9 地方と暮らしを守る
10 外交・安全保障
11 憲法改正・皇室典範改正・昭和100周年
12 結び
の12のテーマで
まとめられています。
介護に関連する内容に注目すると
3 物価高対策
の中で
国民の皆様のいのちを守り、安心して必要なサービスを受けていただくためにも、赤字に苦しむ医療機関や介護施設への対応は待ったなしです。診療報酬・介護報酬については、賃上げ・物価高を適切に反映させていきますが、報酬改定の時期を待たず、経営の改善及び従業者の処遇改善につながる補助金を措置して、効果を前倒しします。
という内容
8 健康医療安全保障
の中で
高齢化に対応した医療体制の再構築も必要です。入院だけでなく、外来・在宅医療や介護との連携を含む新しい地域医療構想を策定するとともに、地域での協議を促します。加えて、医師の偏在是正に向けた総合的な対策を講じます。あわせて、新たな地域医療構想に向けた病床の適正化を進めます。
こうした社会保障制度改革を進めていく中で、現役世代の保険料負担を抑えます。当面の対応が急がれるテーマについては、早急に議論を進めます。
という内容がありました。
特に
物価高対策にある
「報酬改定の時期を待たず
経営の改善及び従業者の処遇改善につながる補助金を措置」
という部分は
介護事業者にとっては
大いに期待したいところかと思います。
介護に関しては
本来3年ごとの報酬改定がありますが
次回の改定は
2027年4月の予定
その報酬改定の時期を待たずに
対応するという言葉には
期待値も高まりそうです。
今すでに経営は苦しいけれど
なんとか頑張ろう
という事業者もあるかもしれません。
介護事業者の経営が困難になり
事業者がサービス提供を
継続できなくなれば
介護を必要とする利用者が
困ってしまいます。
介護事業者としては
もちろん
今できる経営努力は全力で行いつつ
これからの支援にも
期待したいところですね。
投稿者プロフィール

- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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