自治体の地図を活用する
自治体によっては
高齢者の介護予防のために
地域の地図上に
お散歩コースをいくつか作成して
インターネットやパンフレットなどで
公開しているところがあります。
介護予防の目的でなくても
観光マップとして
地図上にその地域の名所や名物スポットなどを載せて
お散歩コースを作成しているところもあります。
そんな自治体が作成している地図に便乗して
介護が必要な方や障害者向けの
地図を作成することもできそうです。
以前のブログでも紹介しましたが
京都にある佛教大学の赤松智子教授は
名所・旧跡をリハビリテーションに活用しようと
実証研究や新たな取り組みに挑戦しています。
⇒京都の豊かな名所・旧跡を リハビリテーションに役立てる(佛教大学)
紹介されている施設マップには
砂利道、坂道、階段など道の状態やその距離や階段などが
ひと目でわかるようピクトグラムで描かれ
砂利の粒の粗さ
坂道の傾斜角度やスロープの有無
階段の段差の高さまで測定し
専門家の視点で難度も色分けされているとのこと。
ここまでの情報を掲載するのは難しくても
少しでも情報が追加されることで
助かる人も多くいるかと思います。
また
福岡県の地域では
地域に休憩場所を増やすことで高齢者の引きこもりを防ぐことを目的として、2020年から平野台区自治会の独自の取組として、「高齢者のイス」の取組を始めました。住宅の花壇や外壁の出っ張り、段差など、高齢者が休憩できそうなスペースに「高齢者のイス」の表示板を取り付け、住民に利用してもらう取組です。
という内容の取組みが行われています。
こういった内容も
地図上に示すことで
より活用されやすくなってくるかと思います。
地図の内容が充実することで
より活用する人が増え
地域の高齢者が元気になり
他の地域からも訪れる人が増え
民間企業や飲食店などがイベントを行ったりなどできれば
地域の活性化にもつながりそうです。
自治体が作成している地図も
うまく活用して
地域全体が盛り上がるような取組みができると
面白そうですね。
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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