薬が多いと高まる転倒リスク

昨日10月10日は

日本転倒予防学会が制定した

「転倒予防の日」

とのことで

 

昨日のブログで

高齢者の転倒に関する

ニュース記事を紹介しました。

転倒の主な要因は加齢による身体機能の低下や病気、運動不足などだ。「国民生活基礎調査(厚生労働省・2022年)」によると、高齢者の介護が必要となった主な原因は、認知症、脳血管疾患(脳卒中)に続き「骨折・転倒」が3位。

高齢で転倒すると…10%が要介護に(FNNプライムオンライン)

ニュース記事の冒頭では

高齢者の転倒が起こりやすい場所として

自宅内と外出先

どちらが多いか?

という内容から始まっていますが

 

記事を読み進めていくと

転倒リスクが高い人の特徴として

「薬を5剤以上服用している人」

ということが書かれています。

 

高齢になると

5剤以上服用している

という人も少なくないかと思います。

 

ただし

5剤以上飲んでいるから

明日から減らそう

と思って減らせるものではなく

 

かかりつけ医への

相談が必要になります。

 

薬に関しては

病気のために

継続して服用が必要な薬もあるため

個人の判断で調整できるものでもありません。

 

あくまで

お医者さんに相談したうえで

調整可能であれば

調整してみてください。

 

特に

複数の病院に通院している方であれば

それぞれの病院で同じような薬が処方されていた場合

調整できる可能性は高いです。

 

かかりつけ医には

ストレートに

今の薬を減らすことは可能かどうか

確認してもらえれば良いかと思います。

 

 

薬によって

健康状態の調整はできますが

 

副作用として

頭がぼーっとしてしまったり

眠気が強くなったりして

転倒につながるケースがあります。

 

薬とその副作用については

少し古くなりますが

日本老年医学会がまとめた資料が

分かりやすいので

参考にしてみてください。

多すぎる薬と副作用(pdf資料)

 

 

投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。