要介護認定のデジタル化推進

介護サービスを利用するには

要介護認定の申請をして

介護認定を受ける必要があります。

 

原則として

介護認定の申請から30日以内に

認定結果が出ることになっていますが

 

高齢者が増え

要介護認定の申請件数が増加していることから

認定結果が遅れるケースが多くなっているようです。

介護認定は

それぞれの自治体が窓口となるため

 

自治体によっては

30日以内に結果を出しているところもありますが

 

令和5年度の全国平均は40.8日

期間内に対応できている

自治体の割合は25.1%

とのことです。

要介護認定業務におけるICT・AI活用の実証結果と今後の展望(NTTデータ経営研究所)

 

そんな認定結果の遅れに対して

デジタル化を活用して

業務を効率化し

遅れをなくしていきましょう

という動きが進められています。

 

 

介護サービスを必要とする方にとっては

介護認定の遅れのために

使いたいサービスが使えなかったり

入りたい施設に入所できなかったり

という不都合が生じることがあります。

 

高齢者にとっては

認定結果を待っている間に

状態が悪くなってしまった

サービスを使う前に入院になってしまった

というケースも考えられます。

 

介護サービスを

早めに利用できるようにすることで

身体機能の維持向上や

生活環境の改善に

つなげることができます。

 

 

デジタル化で

認定結果をスムーズに受けられれば

さまざまなメリットにもつながるかと思います。

 

デジタル化に対して

あまり良いイメージを持たない人も

いるかと思いますが

 

期待できるメリットも多くあると思って

今後のデジタル化を受け入れる姿勢で

見守っていきたいですね。

 

 

投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。