市町村ごとの介護認定審査期間の差
令和6年12月9日に開催された
第115回社会保障審議会介護保険部会において
介護認定の審査期間の遅れ
についての対策検討が行われていました。
介護認定の審査については
自治体ごとに行われています。
基本的には
介護認定の申請をしてから
認定がでるまでの期間は
30日以内と示されていますが
現状は
30日以内で対応できている自治体は
1735ある自治体のうちの
97だけ
という結果になっているようです。
全体の約95%の自治体で
30日を超えてしまっている状況です。
また
最も遅れている自治体の平均は
78.7日と
2か月半以上も待つ状態に
なってしまっているようです。
2カ月半もあれば
待っているうちに
介護状態が変わってしまう人もいそうです。
今回の資料の中では
認定結果が遅れてしまっている課題についても
具体的に示されています。
事務処理の簡素化や
デジタル活用など
早々に対応してもらい
認定結果待ちで
困る人がなくなるよう
対応してもらいたいところです。
なお
認定審査期間が一番短い自治体は
20日という結果もありますので
30日と言わず
全ての自治体が20日以内の対応を目指して
見直しを行ってほしいですね。
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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