認知症になっても昔取った杵柄は忘れない
認知症になって
症状が進行していくと
難しい作業や動作はできなくなる
と思われがちですが
その方が
昔から長年やってきたこと
であれば
思っていた以上にできたりします。
調理の作業であれば
野菜の皮むきなどお願いすれば
丁寧に仕上げてくれたり
いざ包丁を持たせてみれば
見事な千切りを作ってくれたり
掃除の作業でも
ほうきとちり取りを渡してみれば
庭の落ち葉をきれいに掃除してくれたり
畑仕事をやっていた人であれば
軍手と鎌を渡せば
草むしりや収穫の作業をしてくれたり
本人にやらせたら危ない
と思って制限していたことも
いざやってもらうと
思っていた以上にできる
ということがあります。
危ないかな
と思うことであれば
一緒にやってみることを
オススメします。
本人がすすんでやってくれることであれば
できるだけ習慣化してやってもらうことが
認知症の進行を遅らせることにもつながります。
認知症の進行を抑えるには
日常生活の中で
本人に役割を持ってもらうことが大切といわれます。
なかなか本人が前向きに動いてくれない
という場合には
昔よくやっていたことなど
そのきっかけとなる物などを
そっと手元に置いてみると
自然に動いてくれるかもしれません。
その方の昔のことを思い出して
何かできることを探ってみると
新たな発見があるかもしれません。
認知症介護に悩んでいる
という方は
ぜひぜひ試してみてください。
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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