認知症の方と関わるうえでのポイント

2022年の時点で

認知症の診断を受けている人は443万人

65歳以上の高齢者の約12%にあたり

 

2040年の将来推計によると

認知症の診断を受けている人は584万人

65歳以上の高齢者の約15%にあたり

6~7人に1人が認知症と推計されています。

認知症および軽度認知障害の高齢者数と有病率の将来推計(pdf資料)

認知症の方の増加が見込まれる中

令和6年1月1日に

「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」

が施行されました。

共生社会の実現を推進するための認知症基本法について(厚労省)

 

「共生社会の実現を推進するための」

とあるように

 

認知症の方が

地域の中でともに暮らしていくために

何が必要か

どのようなことを考えていくべきか

ということが示されています。

 

厚生労働省のサイトを見ていただくと

法律の詳細について

理解することができます。

 

 

なかなか

法律の内容や

それにともなう計画など

読むのが面倒

という方も多いかと思います。

 

ざっくりとした

認知症の方と関わるうえでのポイントとしては

 

”認知症になったら何もできない”

と決めつけずに

できることをやってもらう

できることを奪わない

 

間違ったりできなかったことがあっても

否定や強制はしない

 

ということを覚えていただけると

良いのではないかと思います。

 

基本的に

認知症は進行していく病気であり

その進行のスピードは

生活環境や周囲の関わり方が

影響するといわれます。

 

ストレスが多い環境であれば

進行は早くなり

 

落ち着いて安心できる環境

本人が生きがいを持って生活できる環境

が整えられれば

進行は緩やかになると言われます。

 

 

認知症の方と関わるうえで

まずは

不安にさせない

混乱させない

ということを理解しておくと

良いかと思います。

 

 

投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。