誰が・いつ・どう伝えるかで変わる介護サービス受け入れ
介護が必要になって
ご家族が介護サービスの利用を検討しても
本人が拒否して
サービスを利用できない
というケースがあります。
⇒背景にあるのは親の『介護サービス拒否』(カンテレNEWS)
本人が拒否するのであれば
家族だけで介護を頑張ろう
とは思わないでください。
介護は終わりが見えません。
また時間の経過とともに
介護負担は増えることが想定されます。
知らず知らずに
介護をする家族の負担が大きくなり
介護する家族が倒れてしまう
というケースもあります。
必ず介護の専門家に相談し
サービス利用について
検討いただければと思います。
サービスの拒否があった場合には
対応する人を変えたり
タイミングを考えて説得したり
という方法もあります。
誰が言うか
いつ言うか
によっても反応は変わります。
例えば
息子や娘が話をしても聞く耳を持たない
という場合には
親戚や知人から話してもらう
地域包括支援センターの担当者や
ケアマネジャーから話してもらう
主治医から話してもらう
などなど選択肢はいろいろ考えられます。
人によって相性もあるため
あの人が言っても聞かなかったのに
別の人が声を掛けたら素直に話を聞いてくれた
というケースもあります。
話し方も大切です。
一方的に話をせずに
本人の意見を聞きながら
不安に思っている部分など確認しながら
よりよい方向を探っていくことも大切です。
話をするタイミングもまた
影響してくるかと思います。
イライラしているときに話をするよりも
気分が落ち着いているときに
普段の生活の中で
誰かの助けを必要とする場面があったときに
サービス利用の話をするのも
良いかと思います。
まだお元気な方に対しても
将来介護が必要になったときのことを考えて
介護サービス利用について
事前に話し合っておくことも有効です。
『人生会議(ACP:アドバンス・ケア・プランニング)』
という言葉もあり
厚労省のページでも紹介されています。
⇒人生会議(ACP:アドバンス・ケア・プランニング)してみませんか?(厚労省)
どうなったときに
介護サービスを利用するのか
その目安について話あっておくことで
スムーズなサービス利用にもつなげられるかと思います。
いざ介護が必要になったとき
介護サービスの拒否などで困らないよう
拒否されたときの対応
事前の対応など
できることを実施しておきたいですね。
投稿者プロフィール

- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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