運営推進会議とは?

昨日のブログで

介護サービスの種類を大きく分類すると

  • 在宅サービス
  • 施設サービス
  • 地域密着型サービス

の3つの種類に分類することができ

その中の、地域密着型サービスについて

紹介させていただきました。

 

その地域密着型サービスを運営するにあたり

事業者には、定期的に「運営推進会議」という会議を開催することが

義務付けられています。

 

運営推進会議とは・・・

介護保険法の「指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準」の規定に基づき、地域密着型サービス事業者が自ら設置するもので、利用者の家族や地域住民の代表者等に、提供しているサービス内容を明らかにすることで事業所による利用者の「抱え込み」を防止し、地域に開かれたサービスとすることで、サービスの質の確保を図ることを目的とするもの。

とされています。

 

具体的には

介護事業者が主体となって

利用者、利用者家族をはじめ

地域の医療福祉関係者や地域住民の代表に集まっていただき

事業所の実態についてお話させていただく機会となります。

お話した内容について、参加者からのご意見をいただいたりもします。

 

普段、介護と関わりなく生活する人にとっては

地域に介護サービスがあることや

近くに介護施設があることは分かっていても

そこでどんなことが行われているのか?

どんな介護サービスが提供されているのか?

具体的な内容まで理解している人は少ないかと思います。

 

そういった状況の中で

介護事業を地域の方にも理解してもらえるよう

地域住民の代表者等にも

運営推進会議には参加いただくこととなっています。

 

実際には

自治会や町内会役員、民生委員、老人クラブの代表者等にお声掛けし

参加いただいているケースが多いかと思います。

 

その他にも

保育園や学校等の関係者

警察、消防関係者等にも

参加いただく場合もあるようです。

 

事業者としては

外からの視点で意見をいただくことで

新たな気付きが生まれたり

地域との連携の機会が作れたり

というメリットがあるとともに

地域からも注目されることで

サービスの質向上への意識も高まります。

 

地域の方にも

介護事業所の状況を知っていただくことで

介護に対する理解を深めていただく

きっかけになるかと思います。

 

 

実施した運営推進会議の内容については

各事業所で公表することが義務付けられています。

事業所によっては、インターネット上でも公開していますので

『運営推進会議 報告書』などで検索すると

報告書の内容を確認できたりもします。

気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

 

 

投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。

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