配食サービスの広がる役割

高齢になると

食生活において不便する人が

少なくありません。

 

調理をするのが困難という人もいれば

買い物に行くことも難しいという人もいます。

 

そんな高齢者の食事に関する困りごとを支援するサービスとして

高齢者向けの配食サービスがあります。

2025年3月24日

配食サービスを行う会社が

どんな活動を行っているかを紹介した記事が

掲載されていました。

高齢者配食&見守りで社会貢献 健康食で「医療費削減」を目指す(経済界)

 

記事の中で注目したいのは

配達時には見守りも欠かさない。フランチャイズの従業員研修では、認知症に対する受け答えや利用者が倒れていた場合などの対応を学ぶ。
「例えば配達したはずのお客さまに『届いてない』と言われれば『今からすぐに届けます』と伝えるのが基本で、認知症のお客さまを否定しないことが大切です。お客さまの容態が危険であれば家族、ケアマネージャー、警察など状況に応じた一次、二次、三次の対応をレクチャーしています。これらは全て無料のサービスとして提供しています」

という内容

 

ただ食事を届ける

ということだけでなく

見守りや安否確認

認知症の対応まで

学ぶ機会を設けているとのこと。

 

利用するご本人だけでなく

その家族にとっての安心にもつながります。

 

さらに

配食のほか、高齢者施設向け食材供給サービスの「特助くん」や高齢者コミュニティサロン「昭和浪漫倶楽部」の運営など、高齢者向け関連事業を幅広く手掛ける。

とのこと

 

配食サービスだけでは

自宅に引きこもりがちになってしまう

『孤食』

についても問題意識を持ち

 

コミュニティサロンの運営などで

支援できることに取り組んでいるとのこと。

 

記事の最後に

将来、高齢者配食が保険適用される日が来るかもしれない。

という言葉がある通り

 

現状

配食サービス自体は

保険適用外のサービスとなっています。

 

ただし

食事だけでは

保険外のサービスでも

 

食事以外のサービスを充実させることで

保険適用のサービスになる可能性は

十分にあるかと思います。

 

むしろ

食に関わるサービスを充実させることで

記事にもある通り

医療費や介護費の削減に

つなげられるかと思います。

 

保険適用はもちろん

国や自治体からも

支援の対象になると

サービスも広がりやすくなりそうです。

 

配食サービスが

食に関することだけでなく

高齢者の生活まで支えてくれるサービスとして

全国に広がると

より安心安全な社会につながりそうですね。

 

 

投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。