介護職員の平均月給

介護分野における人材確保

職場環境の改善やサービスの質向上のため

介護事業所における

雇用や労働の実態を調査する

「介護労働実態調査」が行われています。

 

7月10日には

令和5年度の「介護労働実態調査」の結果が

公表されました。

介護労働実態調査(介護労働安定センター)

調査内容としては

事業所を対象に
・採用率と離職率の動向
・介護ロボット・ICT機器の導入状況
・外国人労働者の状況
など

労働者を対象に
・勤務実態
・仕事に関する意識
・仕事を辞めた理由
など

が調査されています。

 

資料の中には

介護職員の平均月給についても

職種別や年齢層別で

まとめられています。

 

2023年度の全体の平均月給は

241,296円

 

平均月給の推移をみると

2020年度以降

4年連続で前年度を上回っている

とのことですが

 

介護分野以外の平均月給と比較すると

低い水準になっていることが分かります。

 

介護職員の処遇改善として

賃金の見直しは

随時行われていますが

 

それでも

物価や水道光熱費などが

高騰していることを考えると

まだまだ見直しを検討してほしい状況かと思います。

 

また

介護職員として働く人が

一家の大黒柱として

家庭を支えていくとなると

なかなか厳しい平均賃金かと思います。

 

若い人に

介護に興味を持ってもらって

働いてもらうのはありがたいことですが

 

いずれ家庭をもって

子供を育てていくとなると

賃金面に不安や不満を感じ

別の仕事に転職してしまうことも

考えられます。

 

もちろん

介護職の中でも

管理的な立場になれば

賃金も変わるかと思いますが

 

介護分野全体の平均賃金が

大きく変えられるよう

さらなる見直しを期待したいところです。

 

 

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投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。