セルフネグレクト研究
一人暮らし世帯が増える中で
誰にも看取られずに最期を迎える
「孤独死」が増えているようです。
1人暮らしの世帯が増加する中、ことし6月までの半年間に、全国の警察が遺体の検視や調査を行った10万人余りのうち、およそ3割が自宅で発見された1人暮らしの人で、死後1か月以上たって見つかった人も4000人近くにのぼっていたことが警察庁のまとめでわかりました。「孤独死」や「孤立死」の実態把握につなげていきたいととしています。
⇒自宅で死後1か月以上たって発見 半年で4000人近くに 警察庁(NHKニュース)
全国の警察が遺体の検視や調査を行ったうち
『自宅で発見された1人暮らしの人』が
今年の半年間で
3万7227人とのこと
単純計算で
毎日200人以上が
亡くなっていることになります。
さらに
その7割以上が
65歳以上の高齢者とのこと
孤独死については
その8割が
ごみ屋敷や不摂生などの
セルフネグレクト(自己放任)
と言われるようです。
高齢になって
一人暮らしの状態となり
周囲との交流や楽しみなどもない状態が続けば
セルフネグレクトになる可能性も高くなります。
セルフネグレクトによる
孤独死を防ぐためには
できるだけ早い段階で
セルフネグレクトの予兆に気づくこと
も大切になります。
そんなセルフネグレクトについては
東邦大学の岸恵美子教授が
研究結果をまとめ
予防や支援のためのツールなども
公開しています。
もし
離れて暮らすご家族がいて
以前と様子がおかしい
など気にかかることがあれば
早めに
地域包括支援センターや自治体に相談したり
福祉サービス等を活用して
人との関わりを増やしたり
ご家族の訪問回数を増やしてみたり
検討いただけると良いかと思います。
今後も増加が想定される
一人暮らし世帯
孤立を防ぐための仕組みを
考えていきたいですね。
投稿者プロフィール
- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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