データ連携システムフリーパスキャンペーン説明会のまとめ

令和7年4月14日

厚生労働省より

「ケアプランデータ連携システムフリーパスキャンペーンオンライン説明会実施レポートの公開」

という通知が出されました。

介護保険最新情報vol.1374(pdf資料)

今回の通知は

令和7年3月14日に実施された

「ケアプランデータ連携システムフリーパスキャンペーンオンライン説明会」

についての報告資料となっています。

 

実際の説明会の様子が

YouTube動画で確認できるようになっています。

 

最新情報の資料には

アンケート結果やQ&Aなども

掲載されています。

 

Q&Aを見ていると

切実な内容のものもありました。

<質問>
既に導入済んでますが、事業者側が0です。確か5月が更新月だったと思いますが6月からキャンペーン開始でしたら私共はどうしたらいいですか?
<回答>
この機に周辺事業所様をお誘いいただき、ご利用を続けていただくことをお勧めします。もしくは、ライセンス更新を中断されデータ連携先事業者が確定次第、フリーパスキャンペーンにお申し込みいただくことも可能です。

 

フリーパスキャンペーンについては

キャンペーン開始前にライセンス更新を迎える場合、次回(キャンペーン期間中)のライセンス更新時にフリーパスが適用されます。

とのことなので

すでに導入済みの事業所も

フリーパスの対象にはなりますが

 

”事業者側が0”

という内容が大きな課題になります。

 

導入したはいいものの

連携できる事業所がなければ意味がなく

ただただライセンス料を支払っているだけ

ということになってしまいます。

 

 

データ連携システムを導入する際には

どれだけ関係する事業所が導入しているか

これから導入する予定があるか

という部分が大きなポイントになります。

 

各地域の導入状況については

WAMNETから確認することができます。

ケアプランデータ連携システム利用状況(WAMNET)

 

経費削減の予定が

経費が上乗せされただけ

ということにならないよう

注意したいところです。

 

 

引き続き

ケアプランデータ連携システムの

導入をすすめるのであれば

国や自治体からの促進の取り組みにも

期待したいですね。

 

 

投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。