血液検査でアルツハイマー診断

アメリカで

アルツハイマー型認知症の早期発見を促す

血液検査薬が承認された

というニュースが掲載されていました。

H.U.グループホールディングス傘下の富士レビオは19日、米食品医薬品局(FDA)がアルツハイマー型認知症の血液検査薬を承認したと発表した。米国で血液による同疾患の検査薬が承認されるのは初めて。早期発見を促し、治療薬の普及にも役立つとみられる。

H.U.グループの認知症検査薬、米国で承認 血液検査は初(日本経済新聞)

 

日本では

認知症の早期発見を手助けする検査として

「MCIスクリーニング検査」という血液検査が

いくつかの病院で実施されています。

MCIスクリーニング検査(日本医学臨床検査研究所)

認知症の初期症状

軽度の認知症の方に有効な薬として

2023年に「レカネマブ」

2024年に「ドナネマブ」

という薬が新たに発売され

 

血液検査により

認知症の早期発見ができれば

薬も有効活用できる

とも言われます。

 

一方で

症状が生涯表れないかもしれない人でも

アルツハイマー病と診断される可能性がある

という意見もあるようです。

 

早期発見とういことは

症状がはっきりと出ていないケース

薬の副作用などで

認知症のような症状が出るケース

などでも

 

初期症状があらわれている

と診断されるかもしれません。

 

 

基本的には

病気の早期発見のための検査は

定期的に実施すべきものと考えていますが

 

認知症の血液検査に関しては

専門家の中でも

意見が分かれるようですので

慎重に考えても良いかもしれません。

 

 

もし認知症が気になる

と思ったら

主治医の先生だけでなく

 

地域包括支援センターやケアマネジャーなど

介護の専門家の意見を聞いてみても

良いかと思います。

 

 

投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。