仕事と育児は両立できても仕事と介護は両立困難

仕事と育児

仕事と介護

の両立を支援するための制度として

 

両立支援制度があり

育児・介護休業法など

整備されていますが

 

育児と介護は

まったくもって別もの

という理解を

あらためて周知させていきたいと

思っています。

身体的な負担を考えると

 

育児は

時間の経過とともに

成長がみられ

負担は減る傾向にあります。

 

介護は

時間の経過とともに

身体機能が衰え

負担は増える傾向にあります。

 

精神的な面を考えても

 

育児は

成長とともにできることが増え

新たにできたことが喜びにもなります。

 

一方で介護は

身体的な衰えとともに

出来ないことが増え

自分の親ができなくなっていく姿に

ショックを覚えることもあります。

 

仮に

認知症になった場合には

繰り返し同じことを言ってしまう

会話の内容が理解できなくなってしまう

今いる場所がどこなのか分からなくなってしまう

知り合いの顔と名前を忘れてしまう

というケースもあり

 

精神面での負担は

より大きくなることが想像できます。

 

 

両立支援として

育児と介護を

一緒に並べられることがありますが

 

そもそも

育児は両立できるが

介護は両立できないもの

と考えています。

 

 

介護は両立ではなく

専門家に任せる

できるだけ手離れさせることが重要

と思っています。

 

介護分野については

一時的な休暇や休業で支援できるものではなく

継続的な支援が必要なこと

 

そのためには

どんな支援の方法が適切なのか

 

あらためて

見直していく必要があるかと

考えています。

 

 

投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。