科学的介護情報システム(LIFE)の見直し
令和7年9月5日
厚生労働省では
第247回社会保障審議会介護給付費分科会が開催されました。
議題の1つに
科学的介護情報システム(LIFE)
に関する内容があります。
今後の見直しについて
検討されており
主な課題と論点として
<課題>
① 多くのLIFE関連加算があり、要件を満たせばそれぞれの加算が算定可能。対象事業所においては、LIFE関連加算の算定が一定程度進んでいる。
② 現在、LIFE関連加算を算定している介護事業所へ、提出した項目の集計後、多様な情報をフィードバックとして提供している。
③ LIFE関連加算で、多くの項目の入力を求めている。
④ 主な対象は施設系サービスとなっている。<論点>
① LIFEの活用が一定程度進んだ中で、エビデンスの基盤という観点から、LIFE関連加算の構造をどのように考えるか。
② 現場でのケアの質の改善という観点から、フィードバックについてどのように考えるか。
③ ケアの質の維持・改善という目的に資するものとするとともに、現場の業務負担を軽減するという観点で項目を整理することについてどのように考えるか。
④ 訪問系サービス等について、LIFEの対象としてどう考えるか。
という記載があります。
注目したいのは
④にある
LIFEの対象となっているサービス種類について
以前から
訪問系サービスと居宅介護支援への
LIFE導入について
議論されていたこともあり
今後の導入の可能性もありそうです。
事業者としては
新たな加算算定が可能になるかもしれませんので
注目の内容ですね。
特に訪問介護については
令和6年度の報酬改定で
報酬下げが話題となったこともあり
LIFEによる加算算定は
見逃せないポイントになるかもしれません。
これまで
LIFEについて
まったく調べてなかった
という事業者の方は
厚生労働所のサイトに
情報がまとまっているので
参考にできるかと思います。
加えて
科学的介護情報システム(LIFE)の
研修会もありますので
そちらもチェックいただけると良いかと思います。
投稿者プロフィール

- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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