新たな柔軟化のための枠組み
サービス需要が減少する
「中山間・人口減少地域」については
サービス提供の維持・確保をするために
新たな柔軟化のための枠組みを設ける必要があるのではないか
という議論が行われています。
⇒人口減少・サービス需要の変化に応じたサービス提供体制の構築(pdf資料)
”新たな柔軟化のための枠組み”
とのことですが
「中山間・人口減少地域」では
高齢化率の増加だけでなく
生産年齢人口の減少が
全国に比べて進んでおり
専門職等の人材確保も困難となっているため
現行の人員基準等も
市町村等が必要と認める場合には
柔軟に対応できるようにしましょう
という新たな枠組みが検討されています。
人員に関する部分だけでなく
設備基準や運営基準についても
状況に応じて
柔軟な対応が検討されていきそうです。
これもいわゆる
ローカルルールのひとつとも
言えなくもないのかなと思います。
介護分野において
ローカルルールと聞くと
自治体独自で設けられた
厳しい基準
という
マイナスイメージを持つ人もいるかと思いますが
地域の実情に応じて
柔軟に対応するための
緩和された基準
となると
事業所にとっては
プラスのイメージにもなりそうです。
ローカルルールと言ってしまうと
良くないかもしれませんが
”新たな柔軟化のための枠組み”によって
その地域の枠組みを参考に
他の地域でも同様の基準が導入される
なんていう流れがあっても
良いかと思います。
介護事業所としては
運営の安定につながるのであれば
他の地域の基準を参考に
自治体担当者に交渉してみたり
ということも考えられそうですね。
投稿者プロフィール

- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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