業務改善のヒント集

千葉県で作成されている

「業務改善の手引き」が

本当に参考になるので

チェックしてみてください。

介護現場における業務改善の手引き(pdf資料)

モデル施設としては

特養が中心となっていますが

 

施設系サービスはもちろん

他のサービス種類においても

参考にできる内容は多くあるかと思います。

 

 

今回注目して欲しいのは

資料の中の

”業務改善のヒント集”について

 

見直しの視点が

業務ごとに記載されています。

 

資料の引用になりますが

ぜひ以下の視点を

それぞれの事業所にあてはめて

検討してみてください。

 

<業務の廃止>
その業務は本当に必要ですか?
・業務の頻度は適切?多すぎる?少なすぎる?
・利用者視点になっている?
・本当にやらなければいけないこと?

<物品・ツールの見直し>
使っている物品やツールのことを把握していますか?
・現在使用している物品は日々の業務で使いやすい?
・物品は古い?新しい?最新のものは何が優れている?
・物品やツールを導入することでどのような効果が期待できる?

<業務フローの見直し>
• 施設内で業務方法は統一されていますか?
• 前後のシフトに業務移管すると解決できることはありますか?
• 他部署との連携で解決できることはありますか?

<多職種・外部との連携>
• その業務は専門職の実施が必要ですか?
• 外注業者に相談・依頼できることはありませんか?
• 外部人材の活用は考えられますか?

<記録物の見直し>
• 同じ内容を複数の記録に記載していませんか?
• 記録のための残業が常態化していませんか?

<人員配置の変更>
• 今の配置のままで、将来も必要な人数を採用できますか?
• 同じ施設の中に、より少ないスタッフで、同程度の数の利用者を受け入れているところはありませんか?

 

それぞれの項目について

モデル事業の事業所が

どのような見直しを行ったかも

記載されています。

 

ぜひ参考にしてみてください。

 

内容を見ていただくと

基本の基本

のような内容にも見え

そんなことはすでに実施している

という部分もあるかと思いますが

 

分かっているけどできていない

お金がかかるからやっていない

という部分もありそうです。

 

費用が発生する部分も

長期的な視点で見ると

コスト削減やスタッフの負担軽減につながり

メリットが大きい場合もあります。

 

さらに

業務改善の見直しが

処遇改善やBCPの見直しにも

つながる部分がありそうです。

 

業務改善を検討している

という事業所は

ぜひ千葉県の資料も

参考にしてみてください。

 

 

投稿者プロフィール

武藤 至正
武藤 至正
2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。