有料老人ホームのサービス提供のあり方
令和7年4月から
有料老人ホームにかかわる課題を洗い出し
運営やサービスの透明性・質の確保を図るための
方策等に関する検討会
「有料老人ホームにおける望ましいサービス提供のあり方に関する検討会」
が開催されています。
⇒有料老人ホームにおける望ましいサービス提供のあり方に関する検討会(厚労省)
令和7年10月3日には
第6回となる検討会が開催され
とりまとめの資料が公開されました。
とりまとめ素案の
項目だけピックアップしてみると
1.有料老人ホームの運営及びサービス提供のあり方
(1)高齢者住まいの現状及び課題
(2)有料老人ホームにおける介護・医療サービスの質の確保
(3)入居者による有料老人ホームやサービスの適切な選択
(4)入居者紹介事業の透明性や質の確保
(5)有料老人ホームの定義について
(6)地域毎のニーズや実態を踏まえた介護保険事業(支援)計画の作成に向けた対応
2.有料老人ホームの指導監督のあり方
(1)届出制や標準指導指針による現行制度の課題
(2)参入後の規制のあり方
3.有料老人ホームにおけるいわゆる「囲い込み」対策のあり方
(1)住宅型有料老人ホームにおける介護サービスの提供について
(2)特定施設入居者生活介護について
という項目がならべられ
それぞれの項目ごとに
①現状・課題
②検討の視点
③対応の方向性
が記載されています。
有料老人ホームといっても
特に
住宅型有料やサ高住について
その正しいあり方について
求められる部分が多くありそうです。
特に「囲い込み」については
参考資料の中に
有料老人ホームやサ高住における利用者の囲い込みの問題に対しては、訪問介護の同一建物減算といった個別の対応策にとどまらず、外付けで介護サービスを活用する場合も、区分支給限度基準額ではなく、特定施設入居者生活介護(一般型)の報酬を利用上限とする形で介護報酬の仕組みを見直すべき
という内容もあります。
この仕組みが実現すると
売上が大幅に変わる施設も
多くありそうです。
正しいサービスのあり方
という議論の中に含まれる
施設に対する”規制の強化”
が気になるところです。
今後
どのような対応がされるのか
注目ですね。
投稿者プロフィール

- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
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