有料老人ホームのあり方検討会(第7回)
令和7年4月から
有料老人ホームにかかわる課題を洗い出し
運営やサービスの透明性や質の確保を図るための検討会
「有料老人ホームにおける望ましいサービス提供のあり方に関する検討会」
が開催されています。
令和7年10月31日には
その第7回目となる検討会が開催されました。
⇒有料老人ホームにおける望ましいサービス提供のあり方に関する検討会(厚労省)
第7回の資料では
これまで議論されてきた内容の
とりまとめ資料が掲載されています。
具体的には
(1)有料老人ホームの運営及びサービス提供のあり方
(ⅰ) 有料老人ホームにおけるサービスの質の確保等
有料老人ホームをはじめとする高齢者住まいの役割、有料老人ホームにおける介護・医療サービスの質の確保、安全性の確保
(ⅱ)入居者による有料老人ホームやサービスの適切な選択
入居契約の性質や契約規則の必要性、望ましい情報提供のあり方、入居契約時において説明されるべき事項、高齢者や家族等への意思決定支援の必要性
(ⅳ)入居者紹介業者の透明性や質の確保
入居者紹介事業者の役割と課題、入居者紹介事業の透明性や質の確保等について
(ⅲ)有料老人ホームの定義について
(ⅳ)地域毎のニーズや実態を踏まえた介護保険事業(支援)計画の作成に向けた対応(2)有料老人ホームの指導監督のあり方
届出制や標準指導指針による現行制度の課題、参入時の規制のあり方、標準指導指針や参入後の規制のあり方、行政処分の限界と対応の方策(3)有料老人ホーム等における囲い込み対策のあり方
(ⅰ)住宅型有料老人ホームにおける介護サービスの提供
出来高報酬型の介護保険サービス等が一体的に提供されている事業経営モデルの問題点、当該事業経営モデルにおけるケアマネジャーの独立性・中立性の確保、当該事業経営モデルにおける事業運営の透明性の向上
(ⅱ)特定施設入居者生活介護
特定施設への移行や外部サービス利用型の活用促進等について
の項目でまとめられています。
それぞれの項目については
・現状と課題
・検討の視点
・対応の方向性
が記載されています。
対応の方向性を見てみると
今後の有料老人ホームのあり方として
細かくルールづけされる部分もありそうです。
有料老人ホーム等の
施設運営事業者にとっては
注目の内容です。
とりまとめ素案に関するパブリックコメントについても
意見と回答がまとめられていますので
あわせてチェックしておきたいですね。
投稿者プロフィール

- 2005年、介護ベンチャー企業に入社。グループホームの開業準備、行政への指定申請、入居相談、運営管理業務に携わる。2010年には、介護複合施設の開業準備から運営管理までを経験。その後、有料老人ホーム、デイサービスの管理者として現場経験を重ね、2012年からはデイサービスのフランチャイズ本部にて、フランチャイズ加盟店に対しての開業研修、運営支援業務に携わる。
最新の投稿
介護事業者向け情報2025年11月5日有料老人ホームのあり方検討会(第7回)
介護情報2025年11月4日夜間帯のデイサービスを有効活用
介護情報2025年11月3日【シニア限定】京急全線1日フリーきっぷ
介護情報2025年11月2日医療介護費の負担割合増加

